あれはフラグだったのか。
一昨日の地震はすごかった。
もう寝ようかなと思ってたら、いきなり緊急地震速報。
どこだ!?とテレビを見たら、最初は宮城と福島。でも、こっちにも来そうだと構えてたら、ユラユラと来た。
これで終わりかと思う間もなく、またもや緊急地震速報!
しかも、画面を見ると、揺れの範囲がどこどこ広がっていく!
そしてテレビから響く「最大震度6強です!」というアナウンサーの張り詰めた声!
おいおい、関東から東北全土までじゃん!
何が起きてるんだ! 日本は終わりかっ!?
ジャンジャンと揺れる部屋で、とりあえず逃げ道を確保しようと、なぜか窓のシャッターを押し上げるワタシ。
ところが、骨のせいか揺れてるせいか、うまく上がらない。それどころか、逆にずりずり下りてきちゃうんですが。
もういいやと諦めて、とりあえず鍵だけ開けとくことにした(←何の意味があるのか)。
避難袋を引っ張り出して、常用してる薬をビニール袋に入れ、とりあえず部屋の中でバタバタしてたら、大きな揺れは収まった。
でも、2回も続けざまに来たし、またすぐに来るんじゃないかと気が気じゃない。
B3(妹)から、地震大丈夫⁉️とLINEが来たので、いや怖いとやり取りしつつ、少し落ち着いたので、とりあえず寝た。
ちなみに、B1(母)からは何も音沙汰なかった。
きっとぐうぐう寝てるに違いないと思ったが、翌朝聞いたら、案の定だった。
違う意味で心配だ。天災に襲われてもぐうぐう寝こけてそうである。
ところで、その日、ワタシは出社していた。
コロナ禍が始まって以降、テレワーク主体になり、在宅で仕事してることが多いが、ときどき出社する。
当日も、朝から夕方過ぎまで会社にいた。
ワタシの席は、横並びに机が繋がっていて、三人座れるようになっている。
ワタシは端の席だが、その日は、ひとつおいた反対側の端に、おじさんが来ていた。
いいおじさんで、去年定年を迎え、今は嘱託である。
特に話はしないが、何となく安心感のあるお人だ。
ワタシはいつものようにパソコンに向かっていたが、ふと何か揺れてるのを感じた。
地震!?と思って構えたが、なんか違うような。気のせいかなとまたパソコンに向かったが、またなんか揺れを感じる。
もしや!と思って、さりげなく横目で席の向こうを伺うと。
やっぱり。
おじさんが貧乏ゆすりしていた。
しかもなかなか激しい。
ズドドドド、ズドドドド、って感じ。
うー、机が繋がってるから、振動がこっちに伝わる。
いや、机だけじゃない。床からも伝わる。
揺れるー、またなんか変に揺れるわー。
でも、いいおじさんだから、やめてくれとも言えないー。
「…………」(ため息)😮💨
結局、おじさんが先に退社するまで、揺れっ放しだった。
なんか酔ったわ。
やれやれ、と思いながら、帰宅した。
だが、本震は、その夜遅くにやってきた。
うーむ。
あの貧乏ゆすりはフラグだったのか。
大いなる謎だが、貧乏ゆすりだろうが、地震だろうが、揺れるのは怖い。
今回の地震、被害も相当出ている。
震源地付近に住まわれている方が、千年に一度くらいのものが何度も来て…と、諦めたような口調でインタビューに応えていた。
確かに…と思った。
被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
地震大国ニッポン。
どこにいても対策は忘れずにしておこう。
だが、貧乏ゆすり対策はどうすればいいのか。
その解決策をワタシは知らない。
⭐︎B2