【B2】不思議な数の世界
数学は苦手だ。
足し算はできる。かけ算もできる。
公式を覚えれば解ける問題ならできる。
だが、その意味するところがさっぱりわからん。
だから、マイナスや虚数の概念が理解できない。百分率とか、あれはなんだ?
100パーセントと10割は何が違うのだろう。
同じだと言うなら、表現を統一しろや。
…とか思う。
つまり、数の意味するところがわからないのである。学校の試験は丸暗記すれば大抵できるが、その根本を理解してないから、単純計算の域外にある問題を出されたら、もーわからん。お手上げ!である。
そんな超数字音痴のワタシだが、実は数式の証明とか割と好きだったりする。
いや、当然か。数式は言葉の超単純化だから。
ある意味。俳句と同じ括りかも。
かなり以前に、ポアンカレ予想に関するテレビ番組を見た。
当然ながら、数字音痴のワタシは、何を言ってるのかチンプンである。
でも、面白かった。
数式は宇宙の全てを表しうる。
確かそう言ってた。
だから、わからなくて当然なのだ。
宇宙はまだまだ未知で、それに呼応するかのように、数式にもいまだ解けない難問がたくさんある。おそらくまだ見出されてないものもあるだろう(たぶん)。未知=未知で、辻褄がピタっとあってるじゃあないか。
数字は魔法の言葉だ。
それを扱ってる人は魔法使いかも知れない。
ヒトは自らがわからないものに魅力を感じる。
だから、ワタシはわかりもしないのに、数学の証明問題に心惹かれるのだろう。
☆B2