Bの響宴

リタイヤを迎えた親のための認知症予防プログラム - 「ひとまず家族でブログやります。」(B型一家ほぼ全員参加型企画)

【骨折生活】二十二日目

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骨がポキッとなってから三週間経った。

昨日、三週間ぶりにギプスをご開帳した。

これでおさらば。。というわけではなく、一度外して状態を確認後、腕を洗ってもらってから改めてギプスを巻くのである。

前にも書いたが、ワタシはこの日を心待ちにしていた。なぜなら、状態が良ければ、短いギプスにしてもらえるからだ。

そのためにじっと我慢の子で、大事に大事に左腕を扱ってきたのである。もはや「箱入り左腕」と言ってもいいだろう。

だが、少し不安もあった。数日前に、かなり収まっていた痛みが再燃していたからだ。

洗濯物を干すときにタオルを1枚とか持たせたのがまずかったのだろうか。それで骨がズレてたらどうしよう、と焦ったが、受診前日には収まったので、何とかいけるかもと思った。

そしてご開帳。

これがまた恐怖であった。

ちょっと前、親指の付け根がギプスに当たって痛いと訴えたら、先生がその部分を少し削ってくれたのだが、そのとき、ワタシはギプスをどうやって外すかを初めて知り、たいそう慄いた。

(チェーンソー・・・!? ジェ、ジェイソン!?(←古っ))

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先生が取り出したのは、どう見てもチェーンソー、、、の超小型版みたいなやつ。

布にしるしをつけるルレットという裁縫道具に似ているが、その歯車みたいな部分が刃先になっていて、電動で回しながらギプスを切断するのだ。

いや、怖いったらないんだけど!

唸りを上げながら、刃車(謎)がギプスに食い込んでいくっ!

腕が切れるーっ!!!

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いや、実際にはギプスの下に鉄綿みたいなのを巻いているので、そんなことはないのだが(あったら困る、ってか骨折どころじゃなくなる!)、それでもその綿に当たるたびにヒヤヒヤどころか体がすくんだ。

今回はそれを全面に渡ってやるので、かなりビビっていたが、仕方ない。

先生が、ガリリーっとチェーンソー刃車(謎)をギプスに食い込ませるのを、なんてことない顔で見守るワタシ。

だが、その胸中には絶叫が響きわたっていた。

 

(うぎゃあああああーっ!!! おーまいがーっ!!!)

 

その間、ものの1分あまり。

だが、恐怖の1分であった。😢

 

三週間ぶりにご対面となった左腕は、思ったよりきれいだった。夏じゃないのが良かったのだろう。もっと垢だらけで臭くなってるかと思ったけど。

もっともマスクしてたから、実際は臭かったのかも。

温水シャワーか何かでざーっと洗ってくれるのかと思ったんだけど、バケツに突っ込んで看護師さんが何回かさすってくれた程度だった。そのバケツの水がぬるま湯で、おまけに洗ってくれた看護師さんの手がものすごく冷たくて、ヒャッとなったが、親切な若い看護師さんだったので、よしとしておく。

むしろ、あんなに冷たい手でご苦労なことよと思う。

そこのクリニックは感染対策で窓を開けているのだが、そのせいで院内が寒い。そのせいだろうか、先生の手も、他の看護師さんたちの手もすごく冷たい。そんなので一日働いて大丈夫かと心配になる。あったかい生姜湯でも飲んでください(謎無)。

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で、レントゲンを撮って、その画像を見た先生が言った。

「あー、まだ骨が出てないねえー」

骨が出てない?

骨がくっついてないってこと?

それはつまり。。。

「はい、また長いのね」

「・・・・・・・・・」

そんなあー。。。😢

とーちゃんのラクダ色のシャツみたいな長いサポーターをはめられ、90度に曲げられた腕の上に鉄綿を巻かれ、さらにその上からぐるぐるとギプスが巻かれていく様を見ながら、ワタシの心中は超がっかり

あまりにがっかりして、何だか食欲も失せ、その晩はパンしか食べなかった(ので、今日はお腹がへった)。

あと三週間。

ギプスとの共同生活は続く。。。

 

☆B2

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