料理とはつまり。
人間は生きるために食べねばならぬ。
大昔は木の実をもいでそのまま食べ、動物を狩ってはそのまま食べ…としていたのだろうけど、今を生きる人の大部分は調理をして食べる。
生野菜サラダだって、調理の結果だ。
むしった葉っぱをそのままボンッと皿に盛るようなことはしない。
(ワタシはするかも知れない)
どんなものを、どのようにして食べるか。
それらの行為をまとめて料理というのだそうだ。
そこには提供する者の意志が介在する。
その意志は、まあ普通に考えれば、相手に対する好意や愛情だろう。
白雪姫の継母みたいに悪意から毒りんごを差し出す輩もいるが、それはまあさておき。
誰かに美味しいものを食べてもらって、元気にしたい。
料理の根底にはそれがある。
そして、その対象は自分でもよいのだ。
ムシャクシャするとキッチンに立つとか、料理はストレス発散になるとか、よく聞く。
めんどくさがりのワタシには、まるでピンとこなかったが、最近、なんとなくわかるようになってきた。
グルメじゃないけど、ちゃんと手をかけたものは、美味しいと思う。
作り手の美味しいものを食べさせたいという気持ちがちゃんと伝わっているということだろう。
だから、自分で自分に作るとき、それがどんな見てくれの良くないものでも、味つけがイマイチでも、美味いと感じるのだ。
自分を大切にしているという気持ちの表れだから。
何が言いたいかというと、つまり、手抜き丸ごとキャベツスープを自画自賛したいだけという話だった(しょーもなっ)。
⭐︎B2
再掲。
骨折でなにもしたくないけれど、美味しいものは食べたいあなたにぴったりの(超)手抜きレシピ。