Bの響宴

リタイヤを迎えた親のための認知症予防プログラム - 「ひとまず家族でブログやります。」(B型一家ほぼ全員参加型企画)

ネットコミュニケーション:不注意と勘違いによるすれ違い

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骨折の翌日だったかと思うが、友人のひとりからメールがきた。
近況伺いのような短いものだが、息子が近々入籍するとあった。
なので、「おめでとう!」と書いたあとに、実は骨折して大変でーと綴って返した。
そしたらすぐにまたレスがきた(その友人は返しが早い)。
そこには、ただ一言「ありがとう(^^)」とだけあった。

「・・・・・・・・・」

それを読んだワタシは、何だかもやっとした気分になった。
骨折についてことさら騒ぎ立てる気はないのだが、こういう場合、「大丈夫?」の一言くらいあって然るべきではないだろうか。

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だが待て、とワタシは考えた。
その友人は、とんちんかんなところがある。
いまだガラケーを使っていて、モバイル機器の扱いにはかなり疎い(←人のことは言えないが)。
メールを読んだものの、最初の一行だけしか表示されていることに気づかず、骨折のくだりは読んでないのかも知れない。

いやいや、しかし、とワタシはさらに考えた。
これまでもメールはかなりやり取りしてるし、他の人との間でも使っているだろうし、気づかなかったなんてことがありうるだろうか。

さらにさらに、こうも考えた。
「大丈夫?」と言ったところで何かの足しになるわけでもなし、だから何も言わないでおこう、ということであったのか?
いやー、そんな哲学的な思考をするタイプじゃないけどなあ。。。

そんなこんなをぐるぐる考えているうちに、友だちやめたろか、とまでチラッと思ってしまった。

親しき仲にも礼儀あり。
ちょっとした気遣いや一言は、時代が変わっても大事である。

ネットはとても便利だが、ビデオ通話を除くと、文字によるコミュニケーションになる。
昔々、はがきや便箋でやり取りしていた頃は、一文ごとに心を砕いてしたためていたものだ(悪筆なので、きれいに書くことにより一生懸命だった鴨)。
しかし、メールやチャットだと、あまり考えもせずにひょっと打って、ひょっと投げることが多い。誤字脱字も許容範囲。利便性の向上に比例して、雑さもダダ上がりである。

それでいいのだろうか。
雑さは、無用な勘違いを生み、それはすれ違いとなって、人間関係を壊すことにも繋がりかねない。

その友人とは、その後、やり取りをしてない。
こちらからメールする気はないし、連絡があったら、どう返すか迷うところだ。
あまり気にせず、雑に、「前にも書いたけど、骨折したんだよ」と書けばよいのだろうけど。

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☆B2

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