【骨折生活】三十七日目
今日も快晴である。
何やらまた雪予報が出ているようだが、「降ったら巣ごもり」の鉄則は変わらない。
それにしても、今年はいやに雪が多い。
そして気温が低い。
真冬だから当然と言えば当然なのだが、近年は温暖化の影響か、首都圏での降雪はほぼ1月だけで、2月に入るとあったかい日が多い、、というのが自分の中では定着していた。
だが、今年は違うようだ。
冬らしい冬である。
そんな時に限って、骨を折ったりする(涙)。
そして、クソ寒い中、袖に片腕を通すことができず、まともに服を着れないなどという事態に陥るわけだ。
そうやって耐え忍んできた数週間のギプス生活。
来週、いよいよ完全ご開帳となる。
やっと解放されるが、完治したわけじゃないから、不自由な日々はまだ続くんだろうなと思うと、嬉しさは微妙に後退する。
筋肉が固まってしまっているからまだ痛いよと先生は言うし、三週間目の一旦ご開帳の際、ギプスを外したらかなり痛かったので、ちょっと不安でもある。
長いリハビリも待ってるし。(医療費がー。ガー!)
駄菓子菓子!
お風呂の憂鬱がひとつ減る。(グッバイ、ゴミ袋製アームホルダー)
腕が普通に伸ばせる。(多分)
手をまともに洗えるようになる。(多分)
この三つだけでも生活の質は良くなるだろう。(多分)
特に手洗い。
このコロナ禍で、まともに手洗いができないというのは、かなりキツい。
あと、ずっと洗ってないせいか、手の皮が変な具合にボロボロ剥けている。
もしかして、、、垢???
垢なのか、コレ?
ニオイを嗅ぎたいが、固定されているので、手を鼻の前に持ってこれない。
できるだけ鼻を伸ばして(謎)クンクンしても、それほど変なニオイはしないようだが、、、しかし鼻が慣れてしまっているかも知れないので、誰かの鼻の前に突き出したら、「うわっクサっ!」となるかも知れない。
親指の関節のところが、乾いた糊みたいに固くなってるし。。。
とにかく早く手を洗いたくてうずうずする。
あともう少し。。。
おまじないのようにブツブツ呟きながら、ギプスとの日々は最終コーナーだ。
☆B2