Bの響宴

リタイヤを迎えた親のための認知症予防プログラム - 「ひとまず家族でブログやります。」(B型一家ほぼ全員参加型企画)

Bズ集う、また楽しからずや。

B1の北欧旅行記が断続的にアップされている中、閑話休題的に久々投稿のB2である。

B1が北欧から無事に帰国したすぐ後、「やっと帰って来たか」的にB3が里帰り(=一時帰国)を果たし、B2もそれに乗じて一緒に帰省、束の間の家族団らんと相なった。

旅行に里帰りとくれば、お土産であろう。
B1からは、北欧のどこぞの店で買ったという木製のバターナイフを、B3からはベトナム産のカシューナッツ、インスタントラーメン、サブレを、それぞれに頂戴した。
B2は特に何もないので(GWに帰省したばかりだし)、無印良品で「期間限定3つ買うと390円!」のお菓子(スコーン2つと不揃いバーム1つ)を持参した(超安上がり)。

北欧土産が薄い木片のバターナイフ一本(スーパーでアイスを買うともらえる木のおさじを3倍ほど拡大した感じ)、チョコレートすらない…と思っていたら(※自分の土産が3つで390円というのは都合よく棚上げとする)、ノルウェースウェーデンだったかな)の空港で買ったという小ぶりのバッグをひとつもらった。

B1はバッグおたくである。いつも「バッグがー(欲しい)」と言っている。しかし、家の中には幾つものバッグが転がっている。ショルダーもあればリュックもある。
昔、どこぞの某百貨店のバッグ売り場で、店員の説明にだまくらかされてお買い上げとなった2万円のショルダーバッグは、唸るほどにババ臭く、ひいき目に見ても3,980円くらいにしか見えなかった。
他にも、「これ誰が持つの」的なバッグを少なからず買い込んでいる。審美眼は一体どうなっているのだろう。しかし、それも楽しみの一環なのであれば、温かい目で見守ってやらねばなるまい。
だが、「うっ、これは…」というバッグをお土産にされると、せっかくの志を無下にはできぬという子供心と、「要らない」という率直な思いとの狭間に立たされるため、なかなか辛いものがある。

今回のお土産のバッグは、寄木細工みたいな模様を施した、シンプルなショルダータイプ。財布と幾つかの小物を入れたらもういっぱいなので、ちょっとその辺に、といったときに使うといいかも知れない。
が、おさじ木製バターナイフはしっかり荷物に入れたものの、バッグはすっかり忘れて実家に置いてきてしまった。この一件は、気に入り度がどれくらいのものであったかを暗に示していると言える……かも知れない(謎)。

そして、B3のお土産である。
帰国時にはいつも大量の土産物を買い込んでくる(そしてご近所さんに盛大にばらまく)。
今回、某駅で待ち合せて一緒に帰省したわけだが、顔をあわせるなり「手荷物にした土産が重くてくじけそうー」と言われた。そこまで無理して……と思うわけだが、この辺りが気前の良さなのであろう。

B1にしろB3にしろ、誰かにものをあげることを楽しむ傾向がある。ヤメ夫もそうで、すぐに「●●さんにあげてー」と言う。実に良いことである。モノに執着しないというのは悟りへの第一歩である(謎)。

翻ってB2(自分)は、自他ともに認めるしまり屋(ドケチとも言う) である。ある意味、 バランスを保っているとも言える。何をどれくらいあげていいかをそれとなくコントロールしている。そして、いかにしてその一部をくすねるかに専心する(謎)。今回のターゲットは、カシューナッツであった。
それくらいこのナッツは美味だったのだ。

そこら辺のスーパーに売っているものらしいが、実はこういう安上がりなもののほうが意外と喜ばれたりする。

高級なものだと、その高級さが伝わらなかった場合、微妙な空気が流れたりするので要注意だ。大枚はたいたのに気に入ってもらえなかったりすると、もったいない心が働いて、取り戻したくなる。

一方、そこら辺で売っているものは、すなわち日常的によく消費されているということだから、普通に万人受けし、かつ安価ゆえ、「また買ってきてー」と図々しくのたまうことができる。そう考えると、3つで390円というB2のお土産もそうそう悪くはなかろう(多分)。

いずれにせよ、お土産というのは人を和ませる。

梅雨空の下、B1とB3の話に耳を傾け、ヤメ夫の寝ぼけ話を軌道修正しながら(謎)、異国のカシューナッツをぽりぽりと齧った。

そうした時間を持てたことが、実は最大のお土産だったのかも知れない。

 

☆B2

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