8月6日。
朝、お線香を供え、手を合わせた。
74年前の今日、広島に原爆が落とされた。
地表面の温度は数千度にも達し、強烈な熱線や放射線、膨張した空気による超高圧の爆風により、数えきれない人々の一日とその先が消滅した。
「おかっぱの頭(ず)から長るる血しぶきに 妹抱きて母は阿修羅に」
平和祈念式典で披露された被爆者の短歌だそうだ。
思わず自分の家族一人一人の顔が浮かび、目の前の”一頭”に視線を傾けながら涙を拭ってしまった。
誰にも壊されたくない大切なもの達の日々の営み。
心穏やかな毎日が続きますように。
犠牲となられた多くの方々のご冥福をお祈り申し上げ、
今なお苦しい日々を送られる方々に心よりお見舞い申し上げます。
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