意識という不思議なもの(3)
【意識シリーズ、ひとつ前の記事はこちら ↓ です。】
そもそも、どうして意識なんてものに興味を持ったのか?
前回、次は意識に関する代表的な説を取り上げてみようと言っておきながら、お約束の予定変更ということで(謎)、今日はその話だ。
物心ついたときから、不思議なものに興味があった。
UFOとか。
お化けとか、ネッシーとか。
四次元とか、あの世とか、超能力とか。
同年代の子がキキララグッズやアイドルにきゃあきゃあ夢中になっているのを尻目に、本屋で超常現象に関する本を立ち読みしたり、『ノストラダムスの大予言』とか、占星術の本をわかりもしないのにわかったふりで読んでいた。
TV番組で好きだったのは、『あなたの知らない世界』という、幽霊話を取り上げたもの。夏といえばお化けなのか、夏休みの昼間によく放送されていた。怖かったよー、これ。特に効果音が。一人でお昼を食べながら見ていたある日、画面のおどろおどろしさに女幽霊のすすり泣きが加わり、いよいよクライマックス!の場面で、怖くて外にすっ飛び出したのを覚えている。
他、当時読んでいた小学生向け雑誌に、手旗信号みたいなのでUFOを呼ぶやり方が載っていて、やったこともある。w
でも、UFO来なかった。
ちっ、と思いつつ、凝りもせずにB3をたぶらかして一緒にやって、「あ!」とか何とか嘘こいたら、B3が半べそかいたこともあった。
その性向は今も変わらず。
自分にとって最大のミステリーは、生命とこの世の成り立ち(宇宙を含む)である。
宇宙は凄まじく高密度の小さな点(?)がボカンっとおっそろしい勢いで爆発・膨張したことで始まったとされるが(いわゆるビッグバン。そして今も膨張しているらしい)、それ以前には何があったのか(今、インフレーション理論について本を読んでいるところだが、私のお脳では理解不能な部分が多くてさっぱりわからない。でも鋭意努力中)。
この世はひとつしかないのか? 今ある世界は、縦・横・高さの立体的な三次元世界らしいが、これに時間を加えて四次元だとする説もある。現代物理学の最先端にある超ひも理論などによれば、いやいや11次元までありますよ、となるらしい。もう、自分のお脳の理解レベルを遥かに超える。膨張する宇宙の果てから飛んでくる話のようだ(謎)。
そして、人も動物もミミズもアメンボもオケラも、生きとし生けるものは、肉体としての寿命が尽きたらどうなってしまうのだろう???夜、そんなことを考えて眠れなくなるのは私だけではあるまいて。
今現在、物理的な肉体消滅後に関する説はたくさんある。
・何も残らないという、消滅説。
・意識を持ったままあの世に行くんデス、説。(あの世ってどこさ)
・肉体は滅びるが魂は不滅デス、説。(魂ってなにさ)
・この世の個性はあの世でも同じデス、説。(あの世でも守銭道……哀)
・段階的に高いところへ行き、最後は大きな源に還る、説。(自分は今どの階層だ)
etc.、etc.。。。。
当然、どれも科学的には証明できてないし、今後も証明するのは難しいかも知れない。
スピリチュアルな方々(謎)は、寿命が尽きても魂は存続するのだというが、その存続のあり方にも色んな説があるようだ。当然、真偽はわからない。少なくとも、ツボを買って幸せになれることだけはないだろう(謎)。
自分は魂の存続説を取りたいが(じゃないと、何だか色々不公平で釣り合いが取れてない気がする)、懐疑的な性格なので、科学的な裏付けが欲しいところ。
誰でも知ってる(と思う)質量保存の法則。
物質は化学反応で変化する前後において、質量は変わらない、というやつ。
それを前提に、亡くなる前後で個体の体重を調べたら変化があったので魂はあると主張する人がいたり、いやいや、んなもんないよと反論する人がいたり。
でも、そもそも魂って何だ。
物質?
けど、物質も、物理的な捉え方、哲学的な捉え方、化学的な捉え方、等々色々あるようで、仮に物理的な捉え方で、素粒子がどうのこうの言っても、その根源的なところはわかってないんじゃないのかねえ? 近年取り沙汰されてるダークマター(暗黒物質)だって、これが何なのかさっぱりわからないっていうんだし。
日常的な物質とダークマターを一緒にするなと言われれば、はあそうですかと、ど素人は引き下がるしかないのだが、とにかくわからないものはわからない。そしてわからないからこそ惹かれる。
ま、確固たる証明がなされないうちは、各自の信じるとおりでいいんだろうよ。間違ってもツボは買わないが。w
自分としては、「自分というものなどない。すべてはひとつで、いつかどこか(何処)に還るだけ」説に魅力を感じる。なんとなく、色々辻褄があいそうな気がして。
となると、今自分が持っている固有の意識というものは何なのか。
それもまた錯覚みたいなもので、実は存在しないのだろうか。
その辺りが知りたくなった、というのが、意識に関する本を読み出した経緯である。
☆Author:B2