Bの響宴

リタイヤを迎えた親のための認知症予防プログラム - 「ひとまず家族でブログやります。」(B型一家ほぼ全員参加型企画)

「Yes we can. 」から「make America great again」 へ。

遂にトランプさんが第45代アメリカ合衆国大統領に就任しちゃったよ(就任式、見ちゃったよー)。
まさかまさかの当選劇から二ヶ月あまり。
実はどっかでひっくり返るんじゃなかろーかとも思ってたが、まあ予定どおり、大統領になっちゃったというわけで。

これまでアメリカが掲げてきた自由と民主主義が脅かされるんじゃないかという声が多数あり、トランプさんを大統領としては認めんという人の数も結構にのぼって、まさにアメリカ社会は分断状態。

超大国のひとつがこんなにぐらぐらしちゃって、今後先行きはどうなるのかね、世界情勢はどうなるのかね、日本の将来はどうなるのかね、おいらの給料は上がるのかね(謎)といった具合に、しばらく世界の動きから目が離せない状況ですな。

かつて旧ソ連ゴルバチョフさんが登場してその改革に世界の目が注がれ、そのときにおいらも政治というものに関心を持ったわけだが、それ以来のわくわく感(謎)。

ABCニュースの記者が、これまでの大統領とはまるで違う、次に何が起こるのか実にわくわくするといったようなことを話していたが、その気持ちはわかる。
内容の良し悪しはさておき、明らかに何かが変わるでしょう。
良い方向に変わればトランプさんは次も続投する可能性が高くなるし、悪い方向に変われば4年の任期をまっとうできずに引きずり下ろされるかも知れない。
良い方向と一口で言っても、アメリカにとってはよくても世界にとっては「困ったちゃん」と捉えられて孤立するかも知れない。
アメリカ国内の格差がさらに進んで決定的な亀裂が生じるかも知れない。
もしかしたら、スコットランドみたいに、どっかの州が「やってられん、うちは独立する!」なんて言い出すかも知れん(←仕組み的に可能かどうかはわからん)。

ほんと、何が起きるかわからない。

リアルボイスというアメリカ人の生の声を聴くという番組を少しだけ見たんだが、とある男性ととある女性がこんな趣旨のことを言っていた。(※正確性は保証しない)

『もう一度偉大なアメリカを取り戻すという謳い文句。偉大なアメリカ、古き良き時代といえば50年代くらいのことだ。その時代は人種差別がまだ公然と横行していた。トランプは生活にあえぎ不満を持つ白人中流階級の人々の心を打った』

→ これはおいらも気になったことのひとつ。「偉大なアメリカを再び取り戻す」の「偉大」の意味って何。何をもって「偉大」と言ってるの?

『トランプはこれまで誰も口にしなかったことを憚りなく表現することで、人々の心の中に潜んでいた闇を表に出してしまった。彼はパンドラの箱を開けてしまったのだ』

→ 哀しいなあー。おいらは日本に住んでるせいか、人種差別というのがいまいちピンとこないのだが、残念ながら現代になっても厳然としてその思想を持ち続けている人がいるらしい。小さい例で言えば、「あいつんち貧乏、臭い」とかいってクラスメートをいじめたりする心理と根幹は同じなんだろうな。つまり、誰でも持っている意識とも言える。
個として存在している以上、差別という概念自体はなくならないんじゃなかろーか。
でも、差別意識が迫害にまで行き着いてしまうのというのはどうも理解できない。
闇の部分なんてみんな持ってるけど、それが表に出て実際の行動に移行してしまうほど、アメリカ社会は病んでいるということなのだろーか。

とにもかくにも、個人的には、トランプさんの上から目線な物言いと、金がすべてのビジネスマン体質と、横暴さが現れてる顔がどうも好きじゃないんだが(明らかに女性蔑視してるしね)、まあ、見守るとしましょうか。

それにしても、就任式を終えて、オバマさんがヘリに乗って去っていく場面はすごい寂しいものを感じた。

オバマさんの政治は失敗だったと色々なところで言われているが、それはさておき(おいらは素人だから分析などできん)、個人的に好きだったんだよなー、あの人。黒人初の大統領として色々辛いこともあっただろうけど(頭真っ白になっちゃったもんね)、最後まで紳士だった。それがエリートくさくて気に入らんという声もあるだろうけど、ま、個人的意見として。

ひとつの時代が確実に終わり、また新しい時の流れの中に入る。
そんな物哀しさを、ヘリが空を飛んでいくのを見ながら噛みしめただよ。


あと、最後にひとつだけ言わせてくれ。

 

ラニア夫人の脚、長っ!!!(呆)


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