Bの響宴

リタイヤを迎えた親のための認知症予防プログラム - 「ひとまず家族でブログやります。」(B型一家ほぼ全員参加型企画)

「機能性表示食品」ってさ。

加工食品ものを買うとき、原材料とか食品添加物については割りと細かくチェックする。
合成着色料とか人体にあまりよろしくないとされているものはできるだけ入ってないほうがいいじゃん?
次いで調べるのがメーカー名。どこぞの何社が作っているかというのはやはり気になる。
お値段がステキねと見てみれば、産地の有名どころ(多分)だったりして「ああ納得」と棚に戻すことも多かったりする(←おいらの財布にはまぶしすぎるぜ)。
が、それ以外のところ、ラベルのデザインとかそんなものは気にしない。というか目に入らない。

同様に、「機能性表示食品」という文字もスルーの範疇。
「医薬品」とか「医薬部外品」とか「特定保健用食品」(トクホね)は目につくのに、なぜかこれだけは見た記憶がほとんどない(ってか意識してない)。

「機能性表示食品」。すなわち、「事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品。販売前に安全性及び機能性の根拠に関する情報などが消費者庁長官へ届け出られたものだが、特定保健用食品とは異なり、消費者庁長官の個別の許可を受けたものではない。」(以上、消費者庁パンフレットから引用)。

前にもテレビの特集で見たけど、すごーく簡単に言えば、お上に必要情報を届出さえすればこの表示をすることができるってこと。メーカーにしてみればトクホに比べて大幅にハードルが下がり、しかも「○○に効果ありまっせ」と賑々しく宣伝できるんだから実にオイシイ話であろう。もともと産業振興のために生まれた制度のようだし。

駄菓子菓子。

この「機能性表示食品」、最近は乱立気味らしい。
しかもだ、よくよく論文を読み込んでみると、「ホントに効果あるんかいな」と首を捻るものもあるとのこと。

まあ、メーカーの気持ちもわかるけどね。
この表示をすれば効果は謳えるし、それに目がくらんだ消費者をツレる。売り上げはプラスでウハウハよ。

だが、オイシイ話はいつかマズくなる(謎)。
この制度には曖昧な点も結構あり、消費者が危険な立場に追いやられるということで、運用停止・廃止の意見書が出されたらしい。

おいらははなっからこの表示はまったく信用してないので特に害はないけれど、そうじゃない人もいるもんね。難しいところは差っ引いて、「機能性表示食品」の表示がわざわざあるくらいだからそりゃ効果あるんだろうと信じてガバガバ買い込んじゃう人もいるだろうよ。

まあその辺りは自己責任だから致し方なし。
でも、テレビで聞いた消費者庁長官のお言葉には愕然とした。

制度の危険性について問うたインタビューで、「消費者の方々にはよくよく気をつけていただきたい」って、そりゃないだろー!

一般大衆はわざわざ論文調べたり難しいこと考えたりするほど暇じゃございません。
お上がそういう制度を作ったんなら安心・安全なんだと思うだろーよ、フツー。
この発言は責任転嫁なんじゃないのかねえ。
もう聞いてて唖然とした。

そんなわけで、やっぱり「機能性表示食品」は信用するに値せんなと(個人的に)改めて思った次第である。

まあ、B3みたいに何ヶ月も冷凍していた鯖でしめさば作って食べて当たったみたいな愚か者もいるので、それに比べたら「機能性表示食品」買ったほうがずっと安全なのは確かだろうけどな。www

☆B2

 

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