Bの響宴

リタイヤを迎えた親のための認知症予防プログラム - 「ひとまず家族でブログやります。」(B型一家ほぼ全員参加型企画)

レアリア読み切り!「in a blue MOON―レアリア―」

 レアリアの第三巻はいつになったら発売になるのだろう、もう第二巻の刊行から1年を過ぎてしまったが……と検索かけてたら、なんと『yom yom』(新潮社から出ている小説誌)に読み切り短編が載るという情報を発見!

 

yomyom(よむよむ) 2016年 09 月号 [雑誌]

yomyom(よむよむ) 2016年 09 月号 [雑誌]

 

 

調べたら、既に発売されているしー!
『yom yom』ってすぐに売り切れちゃうんじゃなかったっけー?と慌てて探したら、まだアマゾンで取り扱ってた。ホッとして発注。

小説誌なんて滅多に買わないが、レアリアの最新刊がなかなか出ない中、短編だけでも読めるなら、そりゃ買うだろーよ。いつかは文庫に収録されるかも知れないが、それまで待てるかいっ!

というわけで、読了。
以下、ネタバレ含むヨ。


まだ一通り読んだだけなのだが、まず思ったのは、「これ、読み切りのほうで扱っていいの?」という素朴な疑問。
作者様インタビューで、「当分書く機会がなさそうだから」とあったが、このエピソードは本編で扱うべきなんじゃ……と思ったのだがー。

ミアとアリルの出会いは、実はミアがアイゼン脱獄幇助の罪で投獄されたときのようだ、というのは既に本編で触れられている。けれど、なぜミアが脱獄できたかを含めてその詳細はまだ謎だったし、本当にそのときに出会っていたのかどうかも、ぼかし書きで確定はされていないはず。もちろん、ミアのほうは、そのときの道化師がアリルだとはわかっていない。

アリル側から見たエピソードだと考えれば、本編では別の確度から取り上げるということもありなんだろうけど(実際そうかも知れないけど)、ここまで詳細に書いちゃうとねー、どうなんだろうー。
ディーが過去に道化師だったというのも、ここで確定情報として出されているし……。
第二巻のアイゼンとのエピソードと同じく、「間奏」という形で本編で挟み込んだほうがよかったような……。

この読み切りを読まなくても、本編だけですべてわかるというなら別だけどね。

彩雲国物語』でも、同じように、これは本編で扱っても……という短編はあった。
双龍蓮泉のもう一人の龍、月のエピソードだけど。
まあ、でもあれは本編とはあまり関係しなかったのでご愛嬌といっていいと思うけど、そこそこ大きな話だよね。(笑)

素朴な疑問はさておき、内容については良かった。
詳細は書かないけど、アリルのことがさらによくわかった。
そして、やっぱり、ラスボスはカイじゃないか疑惑がさらに深まった(笑)。

年内に出るかなー、第三巻。
出てくれよー(切望)。

☆B2

 

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