今年三度目のMRI
先週の月曜日、祝日だというのに朝起きたら耳が半分塞がっていた。
この場合、祝日というのはまったくもって関係ない。
関係ないが、前の二日で色々と用をこなして、連休最終日は思い切りぐだぐだしようと思っていたのに、これでは台無しではないか。
……というようなことを思った記憶はない。
なぜなら、パニックに陥っていたからである。
耳が聴こえん!
いや、聴こえるけど、頭が半分詰まっとる!
いや、詰まっとるわけじゃないけど、お脳が半分どっか異次元に入った!
ってな感じで、寝たり起きたりうろうろ歩き回ったりしていた。
結局、その日は予定通りぐうたらした。
楽しんでぐうたらではなく、やむを得ずのぐうたらである。
半分耳が塞がってるから、何をするにも妙な具合で何もする気が起きないからだ。
平衡感覚も微妙に変で、軽くめまいもする。
そうして翌日、病院に駆け込んだ(実際はのこのこ歩いていった)。
幸いなことに、詰まりは一日でほぼ収まっていたが、また起きたら事だし。
結果、以前、難聴になったときほど聴力の低下は見られなかったが、念のため、お脳のMRIを撮ることになった。
今年三度目である。前回は頸椎、その前はお脳。
最初のお脳は、念のために撮ったものだったが、今回のお脳も、やっぱり念のため、である。撮る意味があるのかとも思うが、ひょっとしてもしかしてデキモノができて聴覚神経を圧迫している可能性がなくもない、という医師の言葉にまんまと乗っかった。
早期発見、早期治療。
出費は痛いが、発見が遅れれば、検査費など比べ物にならない金が出る(そこか)。
というわけで、昨日、のこのこと検査を受けに行った。
何だか胃腸の調子が悪くて、閉所恐怖の自分としては、あんな狭いところに入りたくない感いっぱいだったが、やむを得まい。
たかが15分、されど15分、ジジババも耐える15分!と胸の中で唱えながら、いざ。
ま、過去に何度もやっているので、イヤだけど慣れたものである。
ところが、だ。
工事現場にいるかのようなでかい音に「うっせーよ!」と思いつつ、そろそろ終わりだなと気を抜き始めたとき。
ぴっぴっぴっぴっ……という電子音とともに、ガタゴトと検査台が左右に揺れ出しやがった!
「ひーっ、なにこれ〜〜〜っ!」
かつて、こんなことがあっただろうか。
いや、ない。
なんだこの揺れまくり地震状態わっ!!?
機器が壊れたか!?
このまま揺られ続けて止まらなくて酔ってゲボったらどうしてくれる、半ヘルメットみたいなのに頭が閉じ込められているから、ゲボっても全部自分の顔に返ってくるのだぞ!!!
……とかナントカ思ってたら、いきなり止まって、「検査終了で〜〜〜す」と検査技師の声。
検査台の上で起き上がった時、なんかフラついたのは耳詰まりのせいでわない。
絶対ない!
こ、怖かったぜ……と思いながら、ヨロヨロと病院を後にした。
結果は来月。
それまでの間に、ワンピース観に行けるかなー。
☆B2