「精霊の守り人」〜実写版とアニメ版①
ずっと書こうと思っていたのだが、忙しかったし、おまけに頸椎ヘルニアが悪化して悶絶の日々を送っていたこともあって、延び延びになってしまった。
前にも書いたが、原作の熱烈ファンである。
というか、上橋さんの作品はどれも好きである。
それはさておき、その守り人の実写ドラマが放映されるというので、去年から楽しみにしていた。
もちろん、不安はあったさ。
アニメや小説を実写化して、「ハラショー!」と喝采したくなるものに、今まで遭遇したことがないのでな。(ちなみに殿堂入りワースト1は「宇宙戦艦ヤマト」である)
ただ、製作がNHKで、3年かけての大河シリーズで、ものすごい気合い入ってて……とくれば、これは良いものができるに違いないという期待も膨れようというもの。
むろん、原作とは致し方なくどうしようもなく別物になってしまうというのは織り込み済み。
キャストについては、身体能力が高いという綾瀬はるかなら、まあ良いのではないかと。
どうせ、どんな素晴らしい役者であっても、原作の読者のイメージを超えることは絶対にないんだし(そもそも、読み手が作り上げるイメージはバラバラなんだし)。
で、見た。
結果。
「う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」……だった。
先述のとおり、原作とは異なるものになるというのは百も承知さ。
ストーリー展開については、まさかのログサム生存で(どうでもいいけど、中村獅童って悪役あってる)、「ええ?」と思うようなところもあったけど、上橋さんが出されたコメントを読んで、原作12巻を無理矢理22回に収めるんだから仕方ないよねと納得できる。
んが、一部キャラに置いて、そのキャラが持つ個性をぶっ壊しまくりというのはいかがなものか。
綾瀬バルサはよい。高島トロガイもよい。藤原帝もなんとなく自分のイメージとは違うけど、まあ、よい。
吉川ジグロは「最高!」だし、平さんの聖導師もさすが堂に入ってる。
松田ジンも、まあいいだろう。
駄菓子菓子。
東出タンダ。
なんだろう、あれ。
天然ボケにしか見えん。東出さんの演技力というものを知らないので、演出が悪いのかなんなのか。
だが、シュガに比べればまだいい。
シュガ!!!
なんだよ、あれ!!!!!
シュガってさ、星の宮一の英才だよね!?
若いけど、将来嘱望された思慮深いお人だよね!?
なのに、落ち着きのないただの青二才だよ、あれじゃ!!!
シュガあ〜〜〜、シュガに対するあの演出だけは許せん!
演じてる役者さんをまったく知らないので、演技力の問題ではないと思うが、醸し出す雰囲気からいってもミスキャストなんじゃないだろーかと思ってしまう……。
がっくりこいたシーズン1。
来年の放映のシーズン2では、マシになるのかな、ああ、シュガ。
一押しキャラなのに・・・。(涙)
そんなわけで、虚脱感にとらわれていたわけだが、そこに朗報来たる!
なんと、実写化にあやかって、アニメ版を再放送するという。
むっちゃ嬉しかったわ。
ずっと見たいと思ってたし。
でも、実写版があんなんだったので、あまり期待はしておかないでおこうと思って見始めたわけだが……。
大ハマりしてしまいました。
次回へ続く。
@B3 宇宙戦艦ヤマトときいて無性に書きたくなった、記事とは一切無縁のメーテル。
そして、ヤマトとも無縁・・・