Bの響宴

リタイヤを迎えた親のための認知症予防プログラム - 「ひとまず家族でブログやります。」(B型一家ほぼ全員参加型企画)

五行歌なるものを。

しんと居並ぶビールの空き缶
台所の片隅に寥々として
ひとときの休息を謳歌し
君はまた旅立つ
己が軌跡を刻むため

 

五行歌というものがある。
季語や文字数の制約がない自由律詩だ。
和歌や古代歌謡に基づいて草壁焔太氏が考案したものらしい。
随分前に新聞の読者投稿を見て、こういうものがあるのかと感心し、たまに創ったりする。

なんといっても、細かい制約のないのがよい。
B1は俳句道を邁進しているが、よくあんなものが作れるとまったくもって感心する。
五七五という短い文字数、おまけに季語。句法が窮屈すぎてやってられん。
(※無季語俳句というのもあるらしいが……)
無理無理。
字余りが過ぎて、あんこのはみ出たたい焼きみたいになっちゃうよ(謎)。

ゆえに、俳句より短歌のほうが作りやすい。
三十一文字使えるし。
しかし、短歌は短歌で枕詞だなんだとこれまためんどくさい。
掛詞なんて上級スキルにさらされた日にゃあ、あんた(謎)。

ここで満を持して(謎)登場するのが、川柳である。
俳諧の流れを汲むらしいが、私は川柳がすごく好きである。
音数率は俳句と同じ五七五だが、季語は要らないし、自由に詠めるし、面白みが要素のひとつなっているのがツボだ。
先日発表されたサラリーマン川柳も面白かった。あんなの作りたい。
でも、滑稽さを表現するのはこれはこれでまたなかなか難しかったりする。

で、たどり着いたのが五行歌である。
文字数に制限はないが、五行というのがよい。
これなら表現したいことをすべて盛り込める(多分)。

冒頭の五行歌は、先日一時帰国したB3が休暇を終えて再び某国に旅立ったときのことを詠んだもの。
見送る側の寂寞とした思いを込めてみたのだが、評価は受けつけません。
創作は自由であることに意味があるからな(謎)。

 

☆Author:B2

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