kindle始めました。（前編）～電子書籍に手を出そうか迷っている人向け経験談

Kindle Paperwhite、電子書籍リーダー、Wi-Fi 、ブラック

 読書好きな人は、紙の本を好むことが多いように思う。
自分もそのひとりである。
形状や重さを確かめ、表紙絵を楽しみ、紙の質感を指に感じながらページを繰り、読み進めてはペラペラっと紙をめくって前の文章に戻り……。
ゆえに、電子書籍のような無形のものはどこか頼りなく、「読んでる」という実感もわきにくいような気がして、自分にはあまり関わりのないものと思っていた。

一方で、紙の本は、読んでる最中も読んだ後も、置き場を必要とする。物理的に「在る」のだから当然である。狭いところに住んでいる身には、これがなかなか悩みの種となる。本棚はもういっぱいで、収納済みの本の上にどうにかして重ねたり、本棚ではない場所にうまく突っ込んだり、横にしたり斜めにしたり、「もういい、出しっぱで！」とその辺に重ねて放置することになる。

読み終わり、特に執着もない本については、早々に古本屋送りにし（そういう本は買うときも古本屋）、場合によって図書館を利用するなどしているが（そのほうがお金もかからない）、好きな作家の本や、愛着のある本、気に入りの漫画は当然取っておくから（そういうのはちゃんと新本を買う）、そのたびに収納に悩むことになる。電子書籍って便利かもな……なんて思い始めたのも、ひとえにこの収納問題による。

そんな中、友人のひとりがkindleを買った。その友人はかなりの読書家で、ぽいぽい本を買う。惜しげもなく金を突っ込めるところは羨ましい限りだ。たまにお古を回してくれたりする。いや、そうじゃなく。とにかく、その友人が「kindleは素晴らしい！」と大絶賛。曰く、リーダー（※電子書籍を読むための専用機器）は文庫本サイズで鞄にぽいっと入るし、たくさんの本をこれひとつで読めるし、捨てたりする必要もないし、ホント言うことなし！、だそうで。

そんなことを聞いたらますます興味がわくじゃないか。
しかし、、、データで読むってどんな感じなんだろう、、、PCで文字を追うと目が疲れるけどあれと同じじゃないのか、、、紙の本より値が安いけど図書館で借りたら無料だし、、、そもそも電子書籍ってなんか軽っぽい（謎）……なんて悩むこと１年余り（つまり、友人がkindle買ってから１年以上もうだうだ悩んでいた）。

遂に、電子書籍に手を出した！

きっかけはアニメである。なぜここでアニメが出てくるのか。
簡単に説明すると、ハマったアニメ作品に原作漫画があることを知り、それが電子書籍で０円で販売されていると知り（期間限定）、０円なら試してみるかとアプリをダウンロードし（ちなみにkindleアプリじゃない）、よっしゃと0円で購入し、実際に読んでみたら、「電子書籍ってすごい便利だ！」とコロッとハマったという……（単純）。

だが、スマホで読むのはちょっとキツイ。画面小さいし。じゃあどうするということで、もっぱら電子書籍を読む目的で初めてタブレットを買った（iPad）。懐が痛みまくりだが、この際仕方ない。

おいおい、kindleの話じゃないんかと思うだろうが（誰）、まあ待ってくれ。iPadは漫画専用のつもりで買ったのだ。絵はでかい画面で見たいから。
しかし、文字を普通の液晶画面で読むのは辛い。iPadなら見やすいかも知れないが、そこそこでかい端末ゆえ、読書するって感じじゃない（漫画は別）。

ここでようやっと、kindleが登場する（ここまでのくだりが長かったな）。
上でも少し触れたが、kindleとは、Amazonで出している電子書籍（kindle本という）を読むための専用端末である。要するに、読書するためだけに作られた機器だ。この機器に好きなkindle本をダウンロードして読むのである。

kindleの仕様で特に気に入ったのは以下である。

・直接目を照らさないフロントライト方式
・紙のような読みごこちのeインク
・所蔵可能冊数は数千冊（文字書籍の場合）

詳細はkindleページで読んでくれ。
とにかく目に優しくて、収納問題もクリア。
これに尽きるのである。

というわけで、Amazonの割引セール期間にお買い求め（定価では買わない）。
B1にも誕生日プレゼントに1台買ってやった。買った本をあちらこちらにぽいっと放置するのでな。

ちなみにkindleには幾つか種類がある。
このたび購入したのはkindleペーパーホワイトだ。
B1には16GBの普通のやつ、自分用はいろいろあって（謎）32GBのマンガモデルにした。

というわけで、kindle生活に突入。
以下、後編へ続く。

☆B2