Bの響宴

リタイヤを迎えた親のための認知症予防プログラム - 「ひとまず家族でブログやります。」(B型一家ほぼ全員参加型企画)

映画「コクリコ坂から」

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またジブリ。2011年公開。

コクリコ坂から [DVD]

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東京オリンピックを翌年に控えた1963年の横浜を舞台にした本作。

純文学系の青春小説を読んでいるような、眺めているような、そんな作品だった。

海に臨む街や主人公二人が通う高校内の部室棟など、レトロモダンな風景が随所にみられ、ストーリー展開としてはちょっぴり重たくなりそうな方向へ傾きかけたものの、全体的には瑞々しく軽やかな印象。

コピーは「上を向いて歩こう」。坂本九さんが歌う同名の曲も劇中で流れた。前向きな時代の奔放さや火の玉のような力強さも感じた。そして、もどかしさも信念もすべて自分の声で発しなければ伝わらない時代の10代の煌めきが美しい。

時代は異なるが、自分も主人公達と同じ歳の頃はゆらゆらと揺れながらキラキラしていたなあと、時折あさっての方向へ遠い目。

大人達に守られた環境にありながらも皮膚がまだ出来ていないような感情を持って見ていた時間は一層美化されてしまうのかもしれないが、今も今の煌めきがあって然るべきなのだろう。

空白を作らない人生に貪欲なうちの母は、結構きらきらしている。

 

個人的に心奪われたのは、既出の部室棟。男子文化部が集う洋風建築のその建物は、「カルチェラタン」と呼ばれている。

子供のころ、「基地」っていうやつを作った人はたぶん心奪われるのではないだろうか・・・。

 

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