IT'S A SUPER BLUE BLOOD MOON!
ども。
B2です。
超久々の投稿です。
引退したのかと思われていたことでしょう(謎)。
あながち間違いではございません。
B1もブロガーとして独り立ちし(謎)、B3も一時の忙殺状態から解放されてB1のフォローができるようになり、本ブログ立ち上げの任はまっとうしたということで、老兵(謎)は静かに引いた……というところは確かにある。
が、実際は、去年の夏に職場環境が激変し、心身疲弊しまくりで、書く気力・意欲ともに地の底まで減退していたというのが真のところだったりする。
その余波は今も続いており、かつ、人生も後半部分の折り返しまであとちょっと(謎)というところに至り、この先どうしたもんかと堂々巡りな思考サーキットをのたくたと走っている。
しかし時間の効能というのは確かにあるようで、なんか書いてみるかなという気力が少し出てきた。かといって、いきなり長編小説に挑む元気はない(謎)。というわけで、先日のSUPER BLUE BLOOD MOONを取り上げてみようかと。
SUPER BLUE BLOOD MOON。
まんま訳すと、超絶青くて血まみれの月。
……怖いですねー(違)。
いや、そうじゃなくて。
というわけで、間違った情報を真実と鵜呑みにするB1に向けて説明しよう(謎無)。
SUPER BLUE BLOOD MOON。(←くどいな)
それはつまり、地球の影に月がすっぽり入っちゃう皆既月食(日本で観測できるのは3年ぶり)で、しかもひと月で二度目の満月というブルームーン(青く見えるわけではない)で、なおかつ近地点に月がくる(地球にすっごく近いところにくるってこと)から通常よりも大きく明るく見えるスーパームーンでもあるという、三拍子そろった実にレアな現象のことである。
じゃあ、「血まみれ、もとい、BLOOD MOONってのは?」と続くと思うが、これは皆既月食によって月が赤みを帯びて見えるというもの(太陽光が大気を通って地球に届く際に光の波長が云々ということらしいが、そうした科学的説明は省く)。
自分としては、『BLOOD』などというホラーチックな言葉で形容するより、艶やかに『薔薇色の月』とロマンチックを気取りたいところである。
一体なんでまたBLOODなのか?
そういえば、BLOODY MARYというウォッカをトマトジュースで割ったカクテルがあるけど、BLOODという語感と赤色の組み合わせはヒトの感情を刺激する要素でもあるのかいねえ?……というのはさておき、こんなレア現象、(えせ)天文ファンとしては是非とも見たい。酒に酔ったどこぞのオヤジが猿のケツみたいに真っ赤な顔をしてヘイヘイホ〜〜〜と『与作』を歌いながら腹踊りをするといった現象とはまったく次元を異にする、実に壮大な天体ショーなのだ。
が、あいにくと当日の予報は曇り。
仕方ねー、NASAの中継でも見るかと仕事帰りに空を見上げたら、なんだか雲が薄い。
でもなあ…とおうちでご飯を食べながらテレビをつけたら、なんと居住区域の空にくっきりはっきり架かる月の映像がライブで流れているではないか!! しかも欠け始めている!!!
これは見ないとあかんだろう!
・・・駄菓子菓子。
既に風呂にも入り、まとっているのはぼろ一式である。
とても外に出られた格好ではない。着替えるのもめんどくさいし、第一寒い。
で、四分の三ほどシャッターを下ろした南側の窓の下部から首を捻って外を覗いてみた(「なぜシャッターを開けない?」という突っ込みはしないでくれ)。
↓
見えない。
隣家の屋根が障壁になってるのか、この近辺だけ雲がかかってるのか、はたまた方角が悪いのか。
だが、ここで諦めるわけにはいかない。
次に、西側の窓を開け、今度は思いっきりシャッターを押し上げて首を出してみた。
↓
寒い。
でも、見えない。
やはり方角が悪いのか?。
うーん、、、と考えるうちにも、テレビ画面に映る月はどんどん欠けてゆき、不気味、もとい、きれいな薔薇色に染まっていく。
み、見たい。
次にこの現象が日本で見られるのはウン十年先らしいし。
ここに至り、遂に意を決した。
ぼろ一式の上にB3のお下がりのデカサイズトレーナー(むろん、ぼろ)をかぶり、これまたデカサイズのぼろジーンズに足を突っ込み、二重靴下の上にさらにゴム口が緩んだぼろ靴下をはき、とどめにマスクをして外に出た。
見えるところまで移動を…と思いつつ、ひょいっと上を見たら、なんとそこにぽっかり浮かんだSUPER BLUE BLOOD MOONのお姿が!!!
いやー、嬉しかったねー!
労を惜しまないというのは大切なことだとしみじみ実感。
ぼろの上にぼろを着込むというぼろ三重苦(謎)になる必要はまったくなかったけどな。
ほけーっと見とれて数秒後、そうだ写真!と、中に戻ってスマホを取ってきた。
いまだに慣れないスマホ。お月様に向かって撮ってみたら、これがバカに小さい。ゴマ粒みたい。
肉眼で見るとくっきりはっきり大きく見えるのに、なぜ。
ズームはどうやるんだと四苦八苦し、ようやく撮れた写真がこれである。
どや?
見事に薔薇色の月だろう。固まりすぎた卵の黄味じゃないよ。
よしよし、(わりと)きれいに撮れた。
写メるときにストロボがピカピカ光って、斜め後ろに立つ3階だか4階だかの建物の上部から、「あ、、、月!?」とかいう話し声が降ってきたが、きっと彼らもこのレアな天体ショーを楽しんでいたのだろう。
不審な光に驚いて下を覗いたら、ぼろをまとった不審者が空に向けて何やらパチパチやっており、つられて自分も上を見たらUFOならぬSUPER BLUE BLOOD MOONに気づいた……とかいうオチではない、、、だろう。多分。
この場を借りて宣言するが、不審者などではありませぬ。
むろんUFOを呼んでいたわけでもございませぬ。
(格好と動向は確かに不審者だったけどな。)
そんなわけで、薔薇色に染まったSUPER BLUE BLOOD MOONを屋根の向こうに思い浮かべながら、ほくほくと眠りについたのであった。
☆Author B2
え:B3