Bの響宴

リタイヤを迎えた親のための認知症予防プログラム - 「ひとまず家族でブログやります。」(B型一家ほぼ全員参加型企画)

映画「河童のクゥと夏休み」

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昨晩、「河童のクゥと夏休み」というアニメ作品を観た。

タイトルは知っていた。

そして私は河童が好きだ。しかし、観たことはなかった。

あらすじ - yahoo 映画さんから引用

夏休み前のある日、康一が学校帰りに拾った石を洗っていると、中から河童の子どもが現れた。 第一声から「クゥ」と名づけられた河童は人間と同じ言葉を話し、初めは驚いた家族もクゥのことを受け入れ、クゥと康一は仲良しになる。やがてクゥが仲間の元に帰ると言い出し、康一はクゥを連れて河童伝説の残る遠野へ旅に出る。

河童のクゥと夏休み 【通常版】 [DVD]

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以下、ネタバレ含みます。

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結論としては、観てよかった。食わず嫌いはだめね。

とっても素敵な作品だった。

いや、“素敵”という言葉を使うと語弊があるかもしれないが・・・

オッサンのことがずっと頭から離れないし、あのシーンは必要なのか、ああいうかたちでの悲劇でなければだめなのか、と今も頭の中がグルグル。

そもそも今から10年前、夏休みに合わせて公開されているので、完全な子供向けかと思っていた。しかし、実際にはこれでもかこれでもかと、まるで傷口に塩を塗るように切なさが心の襞に何度も爪を立ててくる。楽しそうで幸せそうなシーンにもかかわらず、常に重たいタールのようなどす黒い影の存在を感じる。

ここまでしないと伝わらないのだろうかと思ったり・・・それは辛いな・・・

 

なんてネガティブ感満載になってしまったが、それでもラストシーンでは何と言うか、言葉には出来ない大きな大きな温かいモノに抱かれた気持ちになった。どろどろしたものをスコーンとくり抜いて貰ったような気分にもなった。諦めはある。将来への不安だって払拭できるわけもない。でも、沖縄の色濃い草木や花や日差しが強い生命力を印象付け、澄みきった川が心を洗ってくれたようだった。

くぅは裏表がない。嘘をつかない。ズルくない。真っ直ぐで強い。そういう心はときどきこの社会でひどく傷つくだろう。けれども、キジムナーにいろいろと教えてもらって、しなやかに生き抜いていってほしいと願う。

 

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