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Bの響宴

リタイヤを迎えた親のための認知症予防プログラム - 「ひとまず家族でブログやります。」(B型一家ほぼ全員参加型企画)

ジーンズ相場。

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お正月以来の帰省である。

やっぱり田舎はいいよね。風に乗って花の甘い匂いが運ばれてくる。潮の香りに身を浸し、太陽の光に救いを感じ、月光に荒んだ心を癒され、満天の星空に両手を差し伸べ、新緑の山々に見守られながら、時間の路をてくてくと歩いていく。

(※帰ってから微妙に空は薄曇りで、おまけに夜はぐうぐう寝てるゆえ、月光と満天の星空のくだりはフィクションである。謎)

 

と前振りはこれくらいにして、本題。

帰って二日目の夕方、B3とスカイプをした。なにせずっと忙しそうだったし、ゆっくり話すのは久しぶりである。「四季島スイートに乗りたい」とか、「無理だ、カシオペアにしよう」、「なんかもう北海道までは運行してないみたいよ」、「3万くらいで行けるかな」、「旅行会社の貸切ツアーがあるけどおひとり様40万とか」、「マジ、超ありえねー破産する」、「でもキャンセル待ちしかないって誰が乗るんだそんなに金持ってるやついるのか日本!」、とか色々な話題が出たわけだが、そんな中、実に驚愕の事実が判明した。

 

B3曰く。

 

「ジーンズ買いたいんだけどさー、欲しいやつがないんだよねー」

 

別にいいんじゃないのか、ユニ○ロで。自分はもう何年もユニ○ロでしか買ってない。

そう告げたら、こう言った。

「えー、無理むり。ユニ○ロってラインが美しくないんだもん」

ライン? 美しいラインってなんだ???

「掃いたときのシルエットがさー、なーんかユニ○ロってきれいじゃないんだよねー」

だからさ、ラインってナニ? そもそも買うときに丈詰めするじゃん、背の低い奴はかなりばっさり切るじゃん、その時点でもとのシルエットなんて壊滅するじゃん、どのタイプのジーンズだろうが結果的に同じ形にしかならんじゃん。

……この時点から、B2とB3の話は平行線をたどり始める。

「やっぱりユニ○ロはねー……、それなりに金額出さないと。私にとってジーンズは作業着だからさー、こだわりたいわけよ」

自分も結構な確率で職場にジーンズ掃いてくけど。自分にとってもジーンズは作業着の一環だけど。そしてユニ○ロは見事にその役割を果たしているが。お値段も手頃である。昔はジーンズ一本に7,900円とか8,900円とか出してたけど、2,900円で十分である。ってか、それ以上出したくない。さらに言えば、「今なら二本で4,900円」とかでしか買わん。

そう言ったら、B3はしばし絶句したあと、呟いた。

「いや、一本15,000円くらい出さんとまともなもんはないと思うけど。私は20,000円までなら出すけど。ってか、2,900円ってナニそれ? もんぺ?」

今度は私が絶句した。

20,000円!?

空耳かっ、幻聴かっ、悪魔の囁きかっ!!?

あんた、金がないないビンボー暇なし、賞味期限切れの缶詰食って床に倒れた、いざとなったら養ってくれとか言ってるくせに、ジーンズにかける金はあるのか!?

いや、友人でプレミアムジーンズとやらをオークションで数万かけて手に入れたとかって話は聞いたことあるけどさー、そんなの別世界の話だよ。

穴の開いたジーンズにそんなに金かけてどーすんだよ、穴の布地分割り引いてそれかよっ、もし自分がそんなの履いても何度も洗いすぎて遂に穴が開いたけどそれでも他に持ってないからこれを履くしかないただのビンボーな人にしか見えないよっ!!!そうだよ、どうせ数万するものでも千円にしか見えない着こなししかできないヤツだよ私はっ!(なぜか逆ギレ)

「ネットで探しても欲しいブランドのやつがもうないんだよねー、どこで売ってるかなあー、あれがいいんだけどなー……」

血を分けた姉妹ながら、ジーンズ相場感がなぜにこうも違うのかと画面の向こうで姉が懊悩しているのを知ってか知らずか、B3はセレブ御用達ジーンズ(←としか思えない)を探してネットサーフィンを続けるのであった。

 

妹よ、姉は今年もボロ一式でGWを過ごしてます。

 

☆B2

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