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Bの響宴

リタイヤを迎えた親のための認知症予防プログラム - 「ひとまず家族でブログやります。」(B型一家ほぼ全員参加型企画)

過ぎたるはなお及ばざるがごとし。

眼科と整形外科に行ってきた。

眼科は花粉症撃退用の目薬をもらいに、整形外科はここ数週間に及ぶ左肩の痛みを診てもらいにだ。

眼科はいつも診てもらっているところだが、それなりに混んでいて、時間かかりそうだなと覚悟したが、意外にも早く終わった。おかげで整形外科に回れたと言っても過言ではない。

痛み自体は緩やかに治まってきているような気がしなくもなく、慌てて受診しなくても……とも思ったが、ここ数日、左腕のほうにもピリッとした痛みというか痺れというか、そんな妙な感じを覚えるようになってきたので、まあ診てもらうかなと思った次第。

もともと頸椎ヘルニアがあるのでそれが悪化してたらいやだなというのもあった。

整形外科のある某クリニックは近所だが、お初である。

当該科の他、内科も標榜していて、そのことにちょっぴり不安を覚えた。

まだまだ寒いこの時期、ウイルス性のあんなのやらこんなのやらに罹った不幸な方々と出くわすかも知れぬ。

マスクをしっかり装着しているとはいえ、そのような方々がわんさといたら、果たしてどこまで防護できるものか……。

が、その不安は杞憂に終わった。

待合室には、明らかに整形外科系と思われる高齢のじいさんばあさんしかいなかった。

待ち人数もそれほど多くない。

私はホッとして横長のソファに座った。

これなら、早く終わりそうだな、先生ってどんな感じかな……などとぼんやり考えていたら、一人の若者が入ってきた。

打撲でもしたのだろーか、受付を済ませると、彼は少し離れた席にひょこっと座った。

と、看護士さんが彼のところへやってきて尋ねた。

「○○さん、どんな具合ですかねえ」

彼は答えた。

「昨夜から38度以上の熱が出て、咳はそんなに出ないんですけど、なんだか体が痛くて……」

「わかりました。イン○ルエ○ザの検査もしますね」

その瞬間、私は腹の中で絶叫した。

いや、イン○ルだよ、まごうかたなきイン○ルだよ!!!

突然の発熱、しかも38度以上、体の痛み、経験者なら皆わかる!

両脇に置いたバッグとコートをぎゅっと体に寄せ、目測で彼と自分との距離を測った。

よし、これだけ離れてればまあ何とかなるだろう。

ヤツもちゃんとマスクしてるし……と気持ちを宥めていたら、いきなりゲホッと咳!

どわわーーーっ!!

息を止めねば!

(注:TVでどこぞの医者が、誰かが間近で咳をしたら15秒息を止めて吸わないようにすれば何とかなるとかナントカ言ってた。多分。)

ぐ、ぐるじい!

窒息するっ!!!

もがもがしてたら、幸いにも彼の名前が呼ばれて、内科の診察室に消えてくれた。

ふう、ヤツがいない間に私の番になるだろう、いやきっとそうなる、なってくれないと困る……と祈っていたのだが。

祈っていたのだが!

ものの数分でヤツは戻ってきた。

しかもなぜかマスクを外している。

慄いた私は声なき声で呟いた。

……た、たたり神が来タヨ……

 

それからは腹の中で阿鼻叫喚である。

このヤロー、早くマスクをしろよっ!

ってか、さっきよりも席が近いっ!!

座るより先にマスクしろっ!!!

 

これ以上は我慢できんっ、避難場所はいずこにありやとキョロキョロしてた私を天が哀れみたもうたか、名前を呼ばれた。

脱兎のごとく一目散に診察室に駆けて行ったのは言うまでもない。

こんなに元気よく動けるなら受診などしなくてもよかったのではという気がしないでもない。

診察を終えて待合室に戻ったら、ヤツの姿はおろかじいさんばあさんも皆いなくなっていた。よもや全員滅亡したんじゃあるまいな(←んなわけあるか)。

待合室に置いてあったアルコール除菌液を何プッシュも手にだしてなすりつけながら、早く帰って手洗いとうがいをしたいと切に思った。

 

……いや、どうよ、この衛生観念の発達ぶり。

そのうち防毒マスクがどこぞから贈られてくるんじゃなかろーか。

現代人が弱っちくなったのは、潔癖が過ぎて抵抗力が弱くなったからだとも聞くが、それを地でいってるよ。

ん?

よくよく考えてみたら、B家でイン○ル罹ったことのあるヤツって私だけじゃないか!?

 

何事も、ほどほどに。

(でも予防は必要だと声を大にして言うぞ、私は)


追記…こんなとこから何だが、お大事にな。どこの誰かは知らんが、あんたの辛さは経験者の私が一番よく知ってる。これに懲りて予防はしっかりしろよ〜〜。(謎)

 

☆オーサー:B2。

 

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