印伝って知ってますか。
ラノベの某シリーズを長年愛読している。
そろそろ終わりかなと思いつつ、まだもう少し続くような気もする。
そのシリーズのとある巻のあとがきで、作者様が印伝のことを書いておられた。
印伝?
何それ?
浅学な私は、印伝というものを初めて知ったのだが、鹿革の加工品のことで、古くは奈良時代にまで遡るらしい。インドからやってきたので印伝と呼ばれるようになったそうだが、その後、国産化され、伝統工芸品として今に伝わっている。
作者様は印伝の財布を求められていたようで、結局、思い通りのものを手に入れることができた、と書いてあった。
へええ、と興味深く読みながらもその後はきれいに忘れていたのだが、最近、ふと、そういえば随分長いこと同じ財布を使っているなと思ったところで、この印伝のことを思い出した。
今使っている財布はそれほど痛んでいないので、喫緊に変える必要はないのだが、そろそろ引退させても・・・と思わないでもない。
少し前までは、ヴィトンの財布は一生ものという話につられて、次はそれにしようかなとか考えていたが、モノというのはいつかは壊れるから大事にして愛着も沸くのではなかろーかとも思う。
であれば、印伝ってすごく打ってつけのような気がしてきた。
伝統工芸品というところが、渋くてよい。
実際、印伝は「渋い」という印象があるようだ。
粋じゃないか、なんだか(謎)。
サイトで見ても、美しいし、品が良いし、そして確かに渋い。
財布だけじゃなくて、色々あるようだ。
印伝。
とりあえず、店舗に行って実物を見てみようかなと思っている。
オーサー:ビーツー。