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Bの響宴

リタイヤを迎えた親のための認知症予防プログラム - 「ひとまず家族でブログやります。」(B型一家ほぼ全員参加型企画)

レアリアⅡ〜仮面の皇子

読むログ B2 あねログ

 

 

レアリアII: 仮面の皇子 (新潮文庫nex)

レアリアII: 仮面の皇子 (新潮文庫nex)

 

 なんだかんだ言って、結局読んでしまった第二巻。

物語がいよいよ動き出してきたって感じですな。白の妃(異名は毒婦)ネネ登場で、王朝との不吉な兆しともあいまって、今後どうなっていくのか。っていうか、アリルに意地悪しないでよ、あんた(謎)。

あと、ギィは一体いつゾハルから戻ってくるんだろーか(笑)。

細かいことはさておき、総じて今回は、アリルとミア、そしてラムザに重点を置いたストーリー展開。
何に対しても関心のなかった(※ミアを除く)アリルの視野がどんどん拡がり、またそれがミアゆえに、というところが、物語の結末に向けての大きな伏線みたいで、何とも切ない。
銀貨一枚と引き替えに「あなたの話を」とミアに願うところなんて、もう、ホントに12歳かあんた!?みたいな(笑)。

実際、この物語は、アリルが12歳から13歳にかけての間にとどまるのだろうか(メインヒロインはミアだが、とりあえずアリル目線で。謎)。
青年期まで引っ張るんじゃないかと思ってるのは(=期待してるのは)私だけか?
いやー、だってさ、人目を引く容貌や仕草を備えているとはいえ、このままじゃ、既に大人の域に達しているアキに勝てないやんかー、背の高さとか(そこ?)。

うまく話を運べば、かのグ○ン・サー○みたいに(謎)、ファンタジー巨編になれるよ、頑張りよし!(超謎)

まま、個人的嗜好(謎)はさておき、アイゼン逃亡劇の顛末が詳しく描かれ、登場人物も順調に増え(謎)、今後の展開がますます複雑になりそうな予感。脇で存在感を放つガネシャも、過去でオレンディアたちと何かあったらしいし、何度も出てくる「クラリネット吹き」も、どうも怪しい。次巻あたりで名前を持って登場しても驚かないね、私は。(良い意味で疑心暗鬼)

 

ところで、これは内容とは関係ないが、第一巻のレビューでよく見かけた「文章が稚拙」という評。個人的には、この巻のほうが、「おや?」と思わせる箇所が多かったように思う。うーん、それとも、あれはわざとああした文章にしているのだろうか。だとしても、どうもね、なんかこう、「なにこの単語の使い方」的な、思わず眉をひそめてしまったところが何箇所かあり……。

でも、よろし。

物語自体が面白いので、あの程度なら気にしない。そう、まさしく瑣末事である(言い切りっ)。

彩雲国物語』もそうだったけど、この作者様は勢いで人に読ませるようなところがある。わたくしはどこまでもついてゆきまする(謎)。

巻頭に年表もついて、読み手にとってはありがたいですな。

どうでもいいけど、キャラ紹介のところのあの絵面。

第一巻から思ってたんだけど、これはアニメ化する気満々なのだろーか?

それとも、単なる趣向?

ま、割と好みの絵面だからいいけど・・・。

 

なお、アリル以外で今回ツボにはまったのは、ミルゼです。

ミルゼ、私の中ではかなり株が上がりました。買いです(謎)。


では、一巻で挙げておいたポイントについて、わかったこと、依然として謎なことを含めて、以下、総ざらい(注:すべてB2の独断と偏見に基づいています)。


①ミレディアの出自。

とりあえず、最低限の生活を営めるだけのサバイバル術があることだけはわかった(笑)。あとは、亡霊を視る目があるということくらい。彼女に対する周囲の評価が低いということが、すなわち、底知れぬ能力を秘めているということの証でもあるように思う。彼女については、まだまだ謎ですな。

 

②道化師とは(←アキの正体とユーディアスの謎)。

アキは、先代の道化師(ラ・ピエロット)でほぼ確定でしょう(多分)。
でも、第一皇子エリファズとイコールかというと、それはまだ何とも……。
何らかの関わりがあるのは事実だろうけど、もしエリファズだったら、皇帝を始め、周囲の者たちが気づかないというのはおかしいように思うし。もっとも、魔術を用いて容姿をぼかしているとかだったら別だけど。あと、実は皇帝だけは気づいているけど、知らん顔しているとか。
すべてを破壊しても先へ進む冷酷さを持ちながら、なぜ誰にも顧みられない無縁墓地をそぞろ歩くのか。アキの「探し物」とは何なのか。
アキもまだまだやっぱり謎だらけー。

実はレナートがエリファズだったら超笑えるが。でも、ない話でもない……か?

ユーディアスは、アリルとの場面から察するに、先々代の道化師だったんじゃないかと思うんだけど、これもまだ謎。

そして、「道化師」とは、そもそも何なのか。皇帝との真の関係は?
謎が謎を呼ぶ道化師・・・。


③オレンディア、ユーディアス、アリュージャの過去

これもねー、まだぼかした表現しか出てこないのでわからないー。
ともかく、前帝ヴァルデミアスが怪死した日に何かがあったのは確実ということで。。。
リアもリュージャも、実はディーが道化師だったことを知ってるとか? ②で書いたように、ディーが道化師だったとしての仮定だけど。

※そういえば、ミアが肖像画を見る場面、「前々帝」って書いてあったんだけど、あれって誤記?
前々帝だと、ユーディアスと彼の間にもう一人いるってことになるよね? 正しくは「前帝」なんじゃ?


④第十三皇子アイゼンの逃亡劇とミアとの関係

冒頭で書いたように、逃亡劇についてはその内実が明らかになった。
ミアがアイゼンを友達として見ているくだり、自分を助けてくれたのがミアだと知らないアイゼンのくだりとあいまって、もうじんじんきます(謎)。
兄のレキセイにまつわる因縁とともに、今後、二人の関係はどうなっていくのか。これもまたひとつのポイントとなりそうだ。
ってか、もっと早い段階で、アイゼンを助けたのはミアだって言っちゃいけなかったわけー? なんで? 魔女だから? 個人的にすごい歯がゆい。

 

⑤5年前のミア王都脱出事件

今回、アリルの心情の移り変わりが丹念に描かれていて面白かったけど、5年前のミア王都脱出の件は依然として謎のまま。
でも、道化師としてのアリルが何らかの助力をしたのは確か。そして、ミアも助けてくれたのが道化師だと知っているらしい。次巻で明らかになるかな、ここ。


ラムザとアリルの関係

双子、ではなかったけど(笑)、アリルが皇帝の血筋だというのは確定でしょう。
むしろ、ラムザのほうが、「誰?」みたいな感じになってきたけど。
もしかして、拾われた子???
二人の間には奇妙な情の交流があって、それが今後どうなっていくのか。
願わくば壊れないで欲しい! お互いのために。

 

⑦皇弟カイ。そしてシン・ラクシエとリリ。

この巻ではほとんど出てこなかったけど、カイをラスボス視するのは変わらず(笑)。エセルバート殺しの片棒かついでるだろう、あんた、みたいな。

あと、お初の王朝丞相シン・ラクシエ。こいつはもう絶対的に臭い。アキと通じてるのは確かみたいだしな。
それと、すごく良い人に描かれているリリ。リリがアイゼンを帝国に売ることは絶対ないだろうから、グランゼリア戦では無実(謎)だろうけど、優しい人って、その情ゆえに、とんでもないこと企むじゃない? これから先、わからないよー、このお方。

そんなわけで、この三人、実に臭い(笑)。

 

⑧十三年前にまつわる謎

まるでわからん。
逐電したエリファズ。お城からやってきたアキ。アリルとラムザの出生の秘密も絡み、なにもかも雨と霧の中〜〜〜(笑)。


⑨ぽんこつレナート

レナートおおおおお!(今回もまずは叫ぶ)
切ないわー。
でも、レナートにまつわる謎が深まってきた。
アキを知っていることといい。
彼はなぜ王都を出たのか。彼は一体誰なのか。

でも、とにかくまだ退場しないでおくれよ、レナートおおおおお!

 

⑩グランゼリア戦をめぐる陰謀

物語の主軸のひとつはここなんだろうけど、他に気になるところがありすぎて(ま、全部絡んでるっちゃあ絡んでるんだけど)、とりあえずリスト末尾に上げておくだけにする( ̄▽ ̄)。


他の方々のレビューを読んでも、この第二巻は概ね好評のようで、良かったよかった。
ただ、暗い結末しか予感させないという感想が多くて、むむむ、と唸った。
自分的には、ミアが別の未来を選んでアリルと幸せになってくれるとよいと思っているのだが(アキはどうでもいい)。
ラノベの制約がないから、作者様は皆が思うようなハッピー結末にはしないかも知れないけど。
劉輝も、『骸骨を乞う』では、なんともビミョーな感じに描かれていたなあ、そういえば。

 

とりあえず、次巻はいつ出るのだらう?
それまでは、一巻と二巻を繰り返し読みだな、こりゃ。

 

Author:B2 

 

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