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Bの響宴

リタイヤを迎えた親のための認知症予防プログラム - 「ひとまず家族でブログやります。」(B型一家ほぼ全員参加型企画)

非情なる決断のときは迫る!:前編

6月の下旬に歯の検査を行ってからおよそ1月半。
ついに結果報告と治療方針の説明がなされる日がやってきた。

が、結構な時間が経ったのであまり現実味がないというか、それよりも連日続く猛暑で、いかに暑さを感じず病院まで辿り着くかプランに心血を注いだため(謎)、何だか他人事のような感じで臨んだ私である。というか、この日にGOの決断をすることはないだろうと思っていたからかも知れない。

というわけで、「もっと真剣に臨まんかいっ」と、どこぞから声が飛んできそうな態度で、先生の前に座ったわけであるが、説明が進むにつれて、私の眉間の皺は、どんどん深くなっていった(←鏡見てるわけじゃないので、あくまでそういう心境だったという話)。

まず、これまで矯正治療は不可能だと思われていた絶対要因、奥歯に埋まったリーマ破切片についてだが、これがあるからといって矯正ができないとは考えられない、とのこと。

埋まったものを取り出すことはできないが、治療はしっかりなされているし、歯槽骨(???)もしっかりあるし、動かしても問題ないです、、、だそうだ。

・・・・・・・・うーん、じゃあ、かつての説明はどういうことだったのだろうか。

「単に面倒くさかったからじゃないですかねえ」

マジか? マジですか? ムカッ。

ともかく、あれほど悩みの種だった破切片については、ひどく簡単な説明で済まされたというか、ほとんど問題視されてない感じである。

「先生、私みたいに変なものが埋まってる人で矯正してる人っているんですか?」

「稀にいますね」

・・・・・・・稀に、か。 つまり、あまり多くはないと。
ただ、こういった事故自体は結構よくあることだと、先生の弁。
それは他でも聞いたことあるけど、やられたほうはたまったもんじゃないのだがー。

「じゃあ、このいつもウズウズ痛いのは、歯切片のせいじゃなくて、噛み合わせが悪くて常に奥歯に圧力がかかってるせいですか」

「そうです」

これを、咬合性外傷と言うらしい。
何しろ、奥歯しか当たってない現状である。
まったく、よく頑張っているよ、えらいぜ、奥歯。

そして、先日の検査で撮った写真を色々見ながら、怒涛のごとく解説が始まった。

曰く。

「あなたの顎のカーブ、急傾斜アルヨ」

「あなたの顎関節症、悪化はしてなさそうだけど今後どうなるかは誰にもわからないアルヨ」

「あなた、オトガイがないアルヨ」

「あなたの歯のアーチ、歪んでるアルヨ」

「あなたの頭蓋骨、かなりな非対称アルヨ。でも顔面のほうはまっすぐアルヨ、よかったアルネ」

「親知らずは抜いたほうがいいと思うアルネ」

「舌ベロが歯の中に収まってないアルヨ」


口をあんぐり開け放った自分の間抜け顔が画面に次々と映し出される小っ恥ずかしさを宇宙の彼方へ押しやりつつ、何だか予想外な方向へ話が進みそうなイヤな予感がじわじわと沸き起こってくる。

「しかしですね、先生、人間の頭蓋骨って誰でも非対称なんじゃないんですかねえ?」

「微妙には対称なんです」

「(意味がわからん)……つまり、私の頭の歪みは結構でかいと?」

「まあねえ・・・・・ごにょごにょ・・・」

でかい歪みなんだな? そうなんだな???

「僕もそうなんだけど、頭のこの部分(←後頭部の上のほうに手をやる)が早く閉じちゃったってことなんですよねえ。それで絶壁とかよく言うでしょ」

「この辺って、私、この辺にくぼみがあるんですけど、そういったことですか」

「そうそう」

・・・歯の話なのに頭蓋骨の歪みを指摘されるとわ。
まあ、全部繋がってるから仕方ないけど。

そして、ここから、「あわわ!?」な治療プランへと話は進む。


「というわけで、プランを二つ考えました」


(1)顎変形症の外科的治療(つまり手術だ)+矯正

入院して、全身麻酔で顎の骨を切るという手術を受ける。
手術前に術前矯正を大体1年くらい行う。
その後、手術。入院期間は11日くらい。
術後、再び矯正治療をする。

このプランのメリットは、治療期間が多少短くなるのと、おとがいも作れるので、見た目もきれいになる(つまり審美的効果大)。保険も利くので、費用的には60~80万といったところか。

デメリットは、入院+全身麻酔手術ということで、患者の負担が大きい。
術後は、歯をかみ合わせた状態でしっかり固定するので(針金みたいなやつで固定すんだよ!)、その間は流動食である。顔も腫れるらしい。しかも、この手術をしたからといって、絶対後戻りしないということはない、とか。どういうこっちゃ、それ!← 歯というのは、一生を通じて動くものなのだそうだ。だから仕方ないといえば仕方ないことなのかも知れん。

(2)顎にボルトを埋めて歯が動かないように固定しつつ、矯正する。

怖ろしい字面のとおりである。
顎の骨にボルト(アンカーインプラントというらしい)を埋めて、それで顎をぐっと沈下させつつ、矯正装置で歯を動かしていくというもの。期間はおよそ3年。

ボルトは治療が終わった段階で取り外すが、それまでは埋まったままである。

「先生、こんな金属埋めて、もしMRIとか撮ることになったらどうするんですか」

「一旦外すことになりますかねえ。磁気なので、口からすっ飛びだしてぐるぐる空中で回っちゃったりすることがあるんで・・・。まあ、緊急の場合はやっちゃうでしょうけど」

脳裏に浮かんだのは、MRIの筒の中という超狭い空間で、目の上をぐるぐる回るボルトの図・・・。

「ボルトも小さいネジみたいなやつとプレートがあるんですけど、小さいネジのほうでもいけるかも知れないかな・・・。でも、脱落しやすいんですよね」

そう言いながら、先生の手は模型のプレートをもぞもぞと触っている。
要するにネジじゃなくてプレートのほうを勧めているというわけか???

「あのー、このボルトの先っちょって、歯茎から出てるってこと?」

「そうです」

いや、あっさり言ってくれますが、歯茎からなんか出てるってどうなの? どうなの???

「なので、歯磨きとかしっかりしないと感染症が起きたり腫れたりします」

「・・・・・・・・・・・・・・(無言)」

 

後半へ続く!

☆Author:B2

 

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