Bの響宴

リタイヤを迎えた親のための認知症予防プログラム - 「ひとまず家族でブログやります。」(B型一家ほぼ全員参加型企画)

エリザベート〜ご観劇記①

 

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エリザベート

7月24日(金)13時半開演

帝国劇場S席2階A列中央

キャスト:花總まり井上芳雄尾上松也、他

 

久々上演の東宝エリザベートである。

キャスト一新、演出・舞台美術・衣装一新、ということで、話題に事欠かない今回の上演。チケットは早い段階で全日程ソールドアウト。私も今回のチケ取りには苦労した。一階席で見たかったのに、良い席は取れず……(個人的に、一階のS席許容範囲はL列まで。それ以降ならA席を取る)。二階席の最前列ど真ん中が取れたので、ちょっと舞台からは遠いけど、まあいいかと……。

ちなみに、エリザとトートがダブルキャストということもあり、二公演分取ったのだが、ひとつは体調不良でぎりぎりまで悩んだ挙げ句、チケットを手放してしまった(涙)。なので、今公演は、花總・井上ペアの一回のみのご観劇である(あーあ)。

まあ、しろたんトートは前にも観たし、蘭乃さんは知らないのであまり興味はないといえばないというか?知らないからこそ観たかったというのもあるのだが……。

でも、もうチケット出てこないだろうしなあー。

 

というわけで、独断と偏見に満ちた個人的感想、いきます(謎)。

 

まずは舞台美術やら演出やら。

変わったねー、確かに。

霊廟をイメージしているということだが、前と較べて遜色なし。

より洗練された、といってもいいかも知れない。

ただ、三つくらいの大きな岩だか石だかなんだかわからないものの上に乗っかって演技する場面が多かったんだけど、最前列にいる観客は、首痛くなるだろうなあー。真っ直ぐ見上げるような感じだもんね。

 

トート登場の場面、舞台中央の真上からまっすぐ降りてくるのはいいのだが、あの翼、もう一工夫欲しかったというか。いかにも作り物めいてて、あれなら前のゴンドラのほうがよかったかなあ……。

 

エリザ登場のシーンは、悪くはないんだけど、個人的には前の棺桶バージョンのほうが好きだった。ちょっと普通っぽい。

 

ああ、そうそう、どなたかのブログで、我ら息絶えし者どもでぞろぞろ皆様がお出ましになるときの衣装がとろろ昆布っぽいって書いてあったんだけど、「いや、まさしく!」って感じだった。別にいいんだけど、ほんとにとろろ昆布っぽくて、ぷぷぷっ。

 

トートダンサーですが、なんか背の高い人揃えた?

前も肉体的には申し分ないどころの方々だったけど、今回は一様にでかいという印象が強くて。でも、かっこいいよね、やっぱり。ダンスはちょっと息のあってないところもあったけど、迫力はあった。

 

あと、どうしても言いたい、フランツ初登場のときの衣装!

いやいや、上半身がブルーなのに、なんでズボンが緑色なの!?

カフスは同色だったけど、ありゃねーだろ、ありえねーだろ的配色!

すごく変! フランツかわいそう! 今回、衣装はどれもよかったと思うけど、あれだけは絶対いただけない! なんでブルーと緑? なんで!?(雄叫び)

 

一幕ラスト、鏡の間でのエリザの登場シーン、うーん、悪くないよ、悪くない。花總 エリザ、すごくきれいだったし、貫禄あったし。でも、以前の扉が開いて中からバーン!演出のほうが好きだったなあ。ウィーン版に似てるけど、ちょっと違う。エリザ初登場シーンと同じで、どうも普通っぽい。

まあ、それでも、最後の三重唱がそんな演出なんて吹き飛ばしてくれるほど素晴らしかったので、いいけど。

 

で、二幕(駆け足でいきます)。

 

チビルドルフ、今まで観た中で一番上手かった。

将来、よい役者になるんじゃないかとさりげなく期待。名前、覚えておこう。

でも、このチビくんの「ママ、どこなの」演出も、前のほうが好きだったなあ。

うーん……。

 

特に群舞のシーンで感じることが多かったんだけど、動きがごちゃごちゃしていて、すっきりしてないように思えた。初見であちこち目が行ってたからかもしれないけど。

 

フランツに続いてこれも言いたい、トートダンサーの衣装。

羽が一枚だけ(だよね)ついてるやつなんだけどー。

何あれ? 

ギターケース背負ってるのかと思ったんだけど。それもソフトケースね(謎)。すごい変。ないほうがいい。せっかくの肉体美が台無し(謎)。くどいけど、ギターケース背負ってるようにしか見えない。

 

あと、ルドルフ自害のシーンも、ラストのエリザがお旅立ち(謎)になるシーンも、どっちも自分からトートにキスすんのね。あれは、自分の生の終焉を受け入れたということの意思表示の意味なんだろうか? ちょっと興味深かった。

 

そしてラスト。

なんだろう、あの板。あ、一幕の「私だけに」では、あの板はとても効果的に使われているなと思って感心したけど(これは前より今回の演出のほうが好き)、ラストであれはねー、うーん、板にこてんと寄りかからせてエンドってのはねえー。

プロローグと同じで、前の棺桶に戻るバージョンの方が好きだった。

棺桶、よかったのになあー、なんであれやめちゃったんだろう? 

 

……以上、なんだか辛口コメントが多いが、全体的にはもちろん満足。

キャストについては次回!

 

☆オーサー:B2

 

追伸:B3へ。キャスト表も貼付けたかったのにできない。なんで?

 

 

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@B3 とりあえずここに貼ってみたが・・

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